アダラートとお薬辞書

アダラートを効果的に作用させる服用方法

収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上になると高血圧症と診断されます。高血圧症は長年の経過で脳出血、くも膜下出血、脳梗塞などの脳血管疾患、心筋梗塞、狭心症、心不全などの心疾患、腎不全など重大な病気につながってしまうため、そのような重大な症状が出る前に早めに治療を行う必要があります。高血圧症の発症は食塩摂取過多や運動不足、カロリーオーバーなど生活習慣が原因で起こることがあるため、そのような疑いがある場合には運動療法や食事療法が行われることがあります。しかし血圧コントロールの主体となるのは降圧剤を用いた薬物療法です。降圧剤にはCaチャネル阻害薬、ARB、ACE阻害薬、β受容体阻害薬、利尿剤などがありますが、なかでもCaチャネル阻害薬は降圧作用が強く、血圧コントロールが容易に行えるため第一選択薬として使用されるケースが多いです。そのCaチャネル阻害薬の中でも代表格なのがアダラートです。アダラートはCaチャネル阻害薬の中では比較的古くから存在する薬です。剤形もカプセル、L錠、CR錠が存在し、それぞれ作用持続時間が異なるため、症状に合わせて使い分けが行われます。
アダラートを効果的に作用させる服用方法に関してですが、効果的に使用するには自らの血圧の日内変動を把握しておく必要があります。日中血圧が高く、夜間10~15%血圧が下がるディッパー型や夜間に血圧が下がらないノンディッパー型、逆に夜間に血圧が下がり過ぎてしまうエクストリームディッパー型など日内変動は人それぞれです。それに合わせた選択が必要となります。いずれの剤形でも服用後数時間で最高血中濃度に達するので、就寝前や朝食後に服用すると日中の高血圧を抑えることができます。エクストリームディッパー型の場合夜間に血圧が下がらない方がいいので朝食後に作用持続時間の短いタイプを使用するといいでしょう。